英文解読練習として英語のニュースから日本語に翻訳された記事をよく読んでいますか?このコーナーではそんな世界の面白いニュースとその日本語訳をピックアップしてご紹介します。リーディングや外国人に話しかける時にも、緊張をほぐして、会話のきっかけとしていかがですか?
英語:“Where was the background of the Mona Lisa? This geologist says she knows”
Over 500 years ago, Leonardo da Vinci painted the Mona Lisa. Ever since, art historians have wondered about the landscape in the background.
Was it a real place? If so, where? An academic believes she has unraveled the mystery.
Ann Pizzorusso thinks it is Lecco, a small town on the shores of Lake Como in northern Italy.
“When I came to Lecco, I realized (Leonardo) had painted the Mona Lisa here,” said the geologist and Italian Renaissance specialist.
The arched bridge in the Mona Lisa is the 14th-century Ponte Azzone Visconti, Pizzorusso said.
Other theories point to other parts of Italy, but she said the geology of those theories “was just incorrect.”
Lecco’s limestone rock formations match those in the painting, Pizzorusso said.
Michael Daley of ArtWatch UK believes the other theories “are dead ducks now.”
Copyright The Japan Times, Ltd.
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日本語:“「モナ・リザ」の背景 地質学者がその謎を解明”
500年以上前に、レオナルド・ダ・ヴィンチは「モナ・リザ」を描いた。その後ずっと、芸術歴史学者たちは背景の風景について疑問に思っていた。
それは実在する場所だったのだろうか? もしそうであれば、どこか? ある学者は自分がその謎を解明したと確信している。
アン・ピッツォルッソさんは、それは、イタリア北部のコモ湖の湖畔にある小さな町レッコであると考えている。
「私はレッコに来たとき、(レオナルドが)モナ・リザをここで描いたと気付いた」と、この地質学者でイタリアのルネッサンスの専門家(ピッツォルッソさんのこと)は述べた。
モナ・リザの中のアーチ型の橋は、14世紀のポンテ・アッツォーネ・ヴィスコンティだと、ピッツォルッソさんは述べた。
他の説は、イタリアの別の場所を挙げているが、そうした説の地質学的特徴は「ただ誤っている」とピッツォルッソさんは述べた。
レッコの石灰岩の岩層は、この絵画の中のものと一致すると、ピッツォルッソさんは話した。
アートウォッチUKのマイケル・デイリーさんは、他の説は「今となっては見込みのないものだ」と考えている。
Copyright The Japan Times, Ltd.
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