英文解読練習として英語のニュースから日本語に翻訳された記事をよく読んでいますか?このコーナーではそんな世界の面白いニュースとその日本語訳をピックアップしてご紹介します。リーディングや外国人に話しかける時にも、緊張をほぐして、会話のきっかけとしていかがですか?
英語:“Steven Spielberg Points Out Big Mistake In ‘E.T.’ That He Really Regrets”
Steven Spielberg is reflecting on one particular “regret” regarding his iconic film “E.T. the Extra-Terrestrial.”
Recently appearing at Time’s 100 Summit, the famed director called out his decision to edit guns out of a scene from the film years after its release, calling the lapse in judgment a “mistake.”
“That was a mistake,” Spielberg admitted in a clip shared on Youtube Tuesday. “I never should have done that because E.T. is a product of its era.”
The 1982 theatrical cut of the science fiction film includes a scene where officers carrying firearms chase a group of young kids. Spielberg nixed the guns out of the scene for the 20th-anniversary release of the film and replaced them with walkie-talkies.
Explaining his directorial decision, he revealed, “‘E.T.’ was a film that I was sensitive to the fact that the federal agents were approaching kids with firearms exposed, and I thought I would change the guns into walkie-talkies… Years went by, and I changed my own views.”
Spielberg insisted he made the changes due to his evolving views but said it eventually dawned on him that he should have left the movie the way it was. “I should have never messed with the archives of my own work, and I don’t recommend anyone do that,” he said.
Arguing that movies should never be retroactively edited for modern audiences, he added: “All our movies are a kind of a signpost of where we were when we made them, what the world was like, and what the world was receiving when we got those stories out there. So I really regret having that out there.”
Spielberg’s admission comes a month after he called “E.T. the Extra-Terrestrial” the “perfect movie” in an interview with Stephen Colbert on “The Late Show.”
“It’s one of the few movies I’ve made that I can actually look back at again and again,” he told Colbert at the time.
From “Jaws” to “Jurassic Park,” Spielberg has been at the helm of some of pop culture’s most iconic films.
Copyright 2023 BuzzFeed, Inc.
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日本語:“スピルバーグ監督『E.T.』から削除したシーンを後悔「過去作品をいじるべきじゃなかった」”
映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏が、代表作の一つである『E.T.』で自分が下した決定についての後悔を振り返った。
スピルバーグ氏は4月25日、TIME100サミットに出演。その中で『E.T.』から銃の描写を削除したことについて「過ちだった」と述べた。
「あれは間違った判断でした」「やるべきでなかったと後悔しています。E.T.はその時代をうつしだすものだからです」
1982年に公開された『E.T.』では、銃を持った警官が子どもたちを追いかけるシーンがある。スピルバーグ氏は20周年アニバーサリー特別版でそのシーンから銃を削除して、無線機に置き換えた。
スピルバーグ氏はこの決断について「連邦捜査官が銃を持って子どもたちに近づいているという描き方に敏感になってしまい、銃を無線機に変えることにしました」と説明した。
この決定は、自分の考え方の変化によるものだったという。しかし月日が経つにつれてそのままにすべきだったと感じるようになった、と述べた。
「自分の過去の作品をいじるべきではありませんでした。誰にもそれを勧めません」
スピルバーグ氏は、時代にあわせて映画を編集し直さない方が良い理由について次のように語っている。
「映画は、作られた時の我々の立ち位置や世界の状況、世界がストーリーをどう受け取ったかを示す道標のようなものです。だから私は編集しなおしたものを世に出したことを本当に後悔しています」
映画監督のスティーブン・スピルバーグ氏が、代表作の一つである『E.T.』で自分が下した決定についての後悔を振り返った。
スピルバーグ氏は4月25日、TIME100サミットに出演。その中で『E.T.』から銃の描写を削除したことについて「過ちだった」と述べた。
「あれは間違った判断でした」「やるべきでなかったと後悔しています。E.T.はその時代をうつしだすものだからです」
1982年に公開された『E.T.』では、銃を持った警官が子どもたちを追いかけるシーンがある。スピルバーグ氏は20周年アニバーサリー特別版でそのシーンから銃を削除して、無線機に置き換えた。
スピルバーグ氏はこの決断について「連邦捜査官が銃を持って子どもたちに近づいているという描き方に敏感になってしまい、銃を無線機に変えることにしました」と説明した。
この決定は、自分の考え方の変化によるものだったという。しかし月日が経つにつれてそのままにすべきだったと感じるようになった、と述べた。
「自分の過去の作品をいじるべきではありませんでした。誰にもそれを勧めません」
スピルバーグ氏は、時代にあわせて映画を編集し直さない方が良い理由について次のように語っている。
「映画は、作られた時の我々の立ち位置や世界の状況、世界がストーリーをどう受け取ったかを示す道標のようなものです。だから私は編集しなおしたものを世に出したことを本当に後悔しています」
スピルバーグ氏は、『ジョーズ』や『ジュラシック・パーク』までさまざまなヒット作を手がけているが、1カ月前に出演した番組では『E.T.』を「完璧な作品」だと述べている。
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